ロンドン市庁舎への導入事例

導入背景

英国ロンドンにある「ギルドホール・ロンドン」とはロンドンの市庁舎にあたり、14世紀当時最高級の評価を得たグレートホールをはじめとする多くの建物からなる世界遺産の一つです。

1974年に建てられたこのギルドホールの施設のうち「西棟」の給湯配管へ、NMRパイプテクター^®が設置されました。

効果検証

ロンドン市庁舎では「水質検査」によるNMRパイプテクターの効果検証をしました。「水質検査」では配管内の水を採取し、水中に溶け出している鉄分の値を計測します。NMRパイプテクターを設置する前と設置した後を比較して効果を検証していきます。

水質検査結果

NMRパイプテクターを設置する前の配管内の水中の鉄分値は、6.36mg/lと非常に高い値でした。管内の赤錆問題はとても深刻な状況でした。

それでも、NMRパイプテクターを設置してから3週間後には、鉄分値は0.015mg/lにまで急激に減少しました。英国の水道法水質基準値は0.2 mg/l以下であり、これをクリアしたこととなります。

さらに7週間後には 0.007mg/lと、水中の鉄分値は減少し続けています。

NMRパイプテクター設置期間	配管を流れる水中の鉄分値(㎎/ℓ)
設置前	6.36
設置3週間後	0.015
設置7週間後	0.007

お客様からの推薦状

ロンドン市庁舎でのNMRパイプテクターの効果にご満足頂き、推薦状を頂きました。

まとめ

配管内の水中の鉄分値が減少したのは、管内での新たな赤錆発生が防止され、既に発生していた赤錆が水に不溶な黒錆に変化したためです。

つまり、NMRパイプテクターにより、管内が更生され、建物の寿命まで配管の耐用年数を伸ばすことができました。

建物名	ギルドホール・ロンドン(ロンドン市庁舎 西棟)
所在地	ロンドン、グレシャムストリート
建物概要	築39年、公共施設
設置工事	2013年7月30日
設置配管/設置数	ヘッダー 一次側給湯配管(SGP 75mm)/PT-75DS×1セット