工場内の冷却水配管等においてカルシウムスケールでポンプが壊れる、熱交換器が詰まる等でお悩みの方、ノンスケーラーが解決します。
工場内の冷却管内のカルシウムスケールは次のように発生します。
カルシウムイオンはアルカリ性では水中に溶けていますが、カルシウムはアルカリ性では、Ca2++2OH-Ca2+(カルシウムイオン)として水中に溶解する。
それが酸性に変化したり、熱が付加される場所では遊離炭酸等と反応し、炭酸カルシウム(CaCO3)に変化します。
酸性、或いは加熱されると、2Ca2++2CO2(炭酸ガス)+O2(溶存酸素)
カルシウムイオンは遊離炭酸などと反応し、炭酸カルシウムとなる。
2CaCO3(炭酸カルシウム)CaCO3(炭酸カルシウム)は水に溶解せず硬い結晶となり、
ポンプ内や管壁に固着する。
炭酸カルシウムは水に不溶性で岩石の様な硬い結晶を大きく成長させますので、ポンプの羽根を破損させたり熱交換器のパイプを詰まらせます。一度成長した炭酸カルシウムは、酸で溶解させるか物理的に剥ぎ取るしか除去する方法が無く、工場の稼働を停止させる大きな要因になります。
何故ノンスケーラーは炭酸カルシウムのスケールによる問題を解決できるのか?
水中に溶解しているカルシウムイオンを強制的に炭酸カルシウムのナノ粒子や微粒子に変化させれば、この炭酸カルシウムの微粒子は水中に分散して流れる為に、PHの変化や熱が加わってもそれ以降の変化は起こしません。つまり、水中に分散している炭酸カルシウムの微粒子は再度、炭酸カルシウムの大きな結晶を作りません。常に微粒子の状態を保ちますので炭酸カルシウムの大きな結晶ができる問題は解決します。
ノンスケーラーは装置内に設けた2種類の特殊なブレードに溶液を接触させ、強制的に水中に溶解しているカルシウムイオンを炭酸カルシウムの微粒子に変化させ水中に流していきますので、炭酸カルシウムの岩石の様な硬い結晶で起きる問題を解決します。
導入実績
ポンプ内の羽根破損防止例
大手製鉄工場|関東地方
設置日:2012年7月11日
ポンプ内に付着した強固なカルシウムスケールによりポンプ内部破損・分解清掃等で毎月(13回/年以上)ラインが止まる状況でしたが、ノンスケーラーを設置後、6ヶ月以上もの間ラインの停止はありませんでした。
ポンプケーシング内のスケール状況を確認すると、強固なカルシウムスケールにはならず、軟らかく細かい粒子の状態で堆積していました。 今までのカルシウムスケールによるポンプの破損を防止できた事により、ラインの停止を防ぐと共に整備コストの大幅な削減を達成することができました。
ノンスケーラー設置前
ポンプケースや羽根車には固い炭酸カルシウムの結晶が厚く付着し、羽根の破損・ポンプ効率が低下していた
ノンスケーラー設置後
超微粒子化した炭酸カルシウムの軟らかい粉しか堆積せず、問題なくポンプが稼働するようになった
熱交換器に付着するカルシウムスケール防止例
大手化学工場|九州地方
設置日:2000年9月14日
今までは工場内の熱交換器にカルシウムスケールが全体的に付着するため、5ヶ月毎に分解清掃と洗浄を行っていました。 熱交換器にスケールが付着すると、冷却効率が低下し、製品の品質を落とす原因となっていました。
熱交換器・配管のスケール・腐食対策として熱交換器洗浄後にノンスケーラーを設置しました。すると、装置を設置した5ヶ月経過後でも熱交換器には全くスケールの付着はなく、赤錆の腐食が黒錆の被膜へと変化している事が確認されました。
ノンスケーラー設置前
ノンスケーラー設置5ヵ月後
ベンディングマシーン中のカルシウム防止例
硬水(300㎎/㍑)によるカルシウム閉塞問題を解決|英国
設置日:2010年10月16日
水道水のカルシウム成分が高いロンドン市内のビルにて、ベンディングマシン複数台の給水チューブを洗浄しても半年後にはカルシウムスケールが詰まるという問題が起きていました。
ノンスケーラーを設置してから半年後のマシン内の水タンクや給水チューブ内を確認してみると、カルシウムスケール付着は完全に防止されていました。それに対し、ノンスケーラーを設置しなかったマシンの給水チューブ内は50%以上の閉塞状態でカルシウムスケールが付着していました。
ノンスケーラー設置なし
ノンスケーラー設置
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