今回は世界遺産でもある「ロンドン市庁舎」のご紹介です
現在、赤錆防止装置NMRパイプテクター®は、日本国内はもちろんの事、世界中で導入されています。建物の配管の、赤錆劣化による赤水や漏水などの問題は、世界共通で抱えている問題なのです。 NMRパイプテクター®の導入先として、今回はイギリスのロンドン市庁舎での設置事例を2回にわたってご紹介します。
ロンドン市庁舎(ギルドホール・ロンドン)はどんな世界遺産?
ロンドン市庁舎(ギルドホール・ロンドン)の歴史は古く、500年以上前に造られた施設で、歴史的な価値が高く、世界遺産として登録されています。 ロンドン市庁舎は、1666年の大きな火事や後の、第二次世界大戦の影響で修復を繰り返して現在に至り、いくつかの建物で構成されていますが、その中のグレートホールは建設当時最高級の評価を得た建築物です。 現在でもロンドン市庁舎は、講演会、定例の市議会等で使用されているホール・議事堂となっています。
観光にもおすすめのアートギャラリー
ギルドホール・ロンドンにはロンドン市が所有する美術品を展示する、アートギャラリーがあり、規模は大きくありませんが、常時250点ほどの作品が展示されています。 アートギャラリーでは4,000点以上の作品を所有している為、頻繁に展示内容も変更があり、何度も楽しめるようになっています。期間限定の企画展を開催している場合もあり、年間通じて堪能できるスポットです。 ロンドンでは規模の大きな博物館、美術館が多いのですが、アートギャラリーも高い評価がされており、常設展は無料で見学できる為、機会のある方は是非足を運んでみてください。
避けられない老朽化問題
世界遺産であるロンドン市庁舎(ギルドホール・ロンドン)ですが、歴史のある建物ですので、やはり老朽化の問題は避けられません。 実際に給湯配管から、毎朝使い始めに赤水が出ていた事で、配管内で赤錆劣化が進行しているのは明確でした。 さらに進行が進めば、配管からの漏水が発生し、多額の修繕費やこれまで通りに建物が機能しなくなる等のリスクが一層高まります。
配管更新工事における負担
通常、建物の修繕計画の中で、配管に関する計画は、配管更新工事が予定されているケースが多いのですが、これは建物内の配管を取替える工事ですので、大掛かりな工事内容となり、当然高い費用、長期間の工事が必要になります。 また、工事中は断水の必要性や、建物の使用制限がありますので、施設の場合、通常通りの建物利用は困難なものとなります。 配管更新工事が完了すれば、新品の配管になりますので、当分の間は配管状態の心配は必要ありません。それでも結局は、経年と共に配管の赤錆劣化は再度発生してしまいます。 この問題を解決する為には、配管は経年で赤錆劣化するという現象を、根本から解決する必要があります。 そこで、この問題を解決する為に、導入をされてきたものが、NMRパイプテクター®でした。
NMRパイプテクター®は配管修繕に関わる様々な負担を軽減
NMRパイプテクター®は配管の外側に装着する装置となり、断水の必要はありません。作業時間も1~2時間で完了し、その間の建物の使用制限もありません。 簡易的な工事で対応できる事から、費用も配管更新工事に比べ1/5~1/10と大幅に削減出来ます。 一番のメリットは、NMRパイプテクター®は配管の修繕でなく、長期的な延命を目的としている事です。 他の一時的な配管の状態維持となる、配管更新や更生工事と違い、NMRパイプテクター®は、適正に使用いただければ建物寿命まで配管寿命を延命させますので、長期的に見ても建物管理にかかる負担が大幅に軽減可能となります。
ロンドン市庁舎でNMRパイプテクター®の導入決定
防錆効果以外にもさまざまなメリットがある事から、ロンドン市庁舎でNMRパイプテクター®の導入が決定されました。 そして、NMRパイプテクター®の設置の前に、ロンドン市庁舎で赤水の発生していた給湯配管内の採水検査を行い、その結果、鉄分値6.36㎎/ℓである事が判明しました。 イギリスの水道法に基づく水質基準値は0.2㎎/ℓである事から、30倍以上の非常に高い鉄分値が検出された事がわかります。 NMRパイプテクター®を設置し、3週間後の採水検査では鉄分値0.015㎎/ℓにまで大幅に減少しました。この段階ですでに、給湯配管内の赤水は透明となっており、目視でも配管内の状態が改善している事が確認されています。 NMRパイプテクター®を設置し、7週間後の採水検査では鉄分値0.007㎎/ℓとさらに減少し防錆効果が表れている事を立証しました。
配管内ではどんな事が起こっているのか?
この防錆効果について、NMRパイプテクター®が起こした現象は、赤錆の還元作用です。NMRパイプテクター®を装着した配管内を通過した水は、赤錆への還元作用を持つようになり、赤錆を黒錆へ変化させます。 黒錆は昔から利用されていて、赤錆を防ぐ目的で、鉄の表面に黒錆でコーティングを行います。イメージし易いものでは、中華鍋や南部鉄瓶がそうです。 配管内で赤錆から黒錆への還元作用が起こると、配管内が黒錆で被膜されますが、黒錆は固い結晶の不導態であり、水に溶けない性質の為、結果配管内が中華鍋や南部鉄瓶と同じ様に強化されるのです。 また、黒錆は赤錆の1/10の体積である事から、配管内の赤錆閉塞も改善します。
NMRパイプテクター®についての推薦状がロンドン市庁舎より出されました
NMRパイプテクター®の導入によって、ロンドン市庁舎の給湯配管内の赤錆問題は解決されました。 ロンドン市庁舎では、NMRパイプテクター®について防錆効果や、赤錆問題を低コストで解決できた事から、その性能について非常に満足していただき、NMRパイプテクター®についての推薦状が出されました。 推薦状には、ロンドン市庁舎調査事業部不動産管理部と、ロンドン市庁舎技術サービス部の課長の名前が明記されており、このようにNMRパイプテクター®について高く評価をいただけた事は、非常に喜ばしい事です。 建物の修繕の負担を軽減する為、建物管理に関わっている方は、是非今の長期修繕計画を見直してみてはいかがでしょうか?
関連情報
- コラム#17「ロンドン市庁舎にも導入されているNMRパイプテクター®その導入事例を紹介」|日本システム企画株式会社
- NMRパイプテクター-NMRPT-のスコットランド王立銀行(RBS)への導入事例|日本システム企画株式会社 北海道支店
- ロンドン市庁舎にもNMRパイプテクター-NMRPT-が設置されました。その設置事例を紹介|日本システム企画株式会社 大阪支店
- ロンドン市庁舎にも導入されているNMRパイプテクター-NMRPT-・その導入事例を紹介|Pipetector.com
- ロンドン市庁舎で導入されたNMRパイプテクター-NMRPT-の高い防錆効果により推薦状が発行|イノベーションズアイ
- 英国 ロンドン市庁舎でも採用決定NMRパイプテクターの導入事例を紹介|イプロスものづくり
- 英国 ロンドン市庁舎でも採用決定NMRパイプテクターの導入事例を紹介|イプロス都市まちづくり
- ロンドン市庁舎にも導入されているNMRパイプテクター®|ジェグテック
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